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2007/11/13 火曜日

2007-11-13 海外機関投資家動向

Filed under: 未分類 — admin @ 13:04:32

 外国人投資家の地域別で欧州が8月(▲5078億円)、9月(▲6680億円) と大幅に売り越しており欧州の売りが今回の外国人売り越しの主体であった。他方、欧州に加えてアジア(▲3963億円)も売り越しが目立っていた8月でさえ、北米は310億円と小幅ながら買い越し、9月も1626億円と買い越し金額を膨らませていた。国別(財務省から発表された対内株式投資の資料によると)では8月に香港(▲5365億円) 、英国(▲4705億円)が目立ち、次いで、ドイツ(▲1305億円)、シンガポール(▲318億円) 、ヴァージン諸島(▲297億円)が主要な売り越し国であった。米国は273億円と小幅ながら買い越しであったが、7月からは激減した。英国、ドイツはサブプライムローン関連証券に絡み同国の銀行が多額の損失を被ったことによる、流動性確保のための換金売りが出ていた。さらに、香港、シンガポール、ヴァージン諸島では同じく、サブプライムローン関連証券に絡み損失を被ったヘッジファンドが、ポジションを縮小する為に日本株を売却した可能性が高い。東証発表の売買動向で外国人は9月第1週~第3週で▲6951億円売り越したが、9月第4週~10月第5週迄の6週間で、7048億円買い越しており、9月第4週以降はショートカバーの動きとなっている。8月、9月の欧州の売りはサブプライムローン関連証券に絡み、欧州の金融機関が多額の損失を計上したことが背景となっていた。最近では米国の金融機関がサブプライムローン関連証券に絡み多額の損失を計上することが相次いでいる。8月、9月は北米が小幅ながらも買い越していた。このため、今後は8月、9月の欧州の様に、今後は北米(主に米国)が売り越しとなり易いと考えられる。さらに、ヘッジファンドなど投機筋の商いが多いと考えられる外国人先物売買では、7月第3週~9月第1週迄で▲1兆5386億円売り越したが、9月第2週~10月第2週までで、1兆1612億円買い越していた。これにはヘッジファンドのよるロングポジションの手仕舞い売りも含まれていることから、7月第3週以降の売りに対するショートカバーはほぼ一巡。その後、10月第3週から第5週までの累計では▲4096億円であり、外国人は先物では売り越しに転じてきた。裁定買残が11月6日現在でも22.57億株と9月ボトム(15.51億株)を約7億株上回っている。今後、外国人が先物で売り越し基調を強めると、裁定解消売りによって大きく下落することも考えられる。このため、当面は現物、先物両市場での外国人売りに警戒する必要があると考えられる。米国株が調整色を強めていたり、円高に振れている局面では外国人が現物・先物で売り越している場合が多く見られる。このため、米国株安、円高基調が強まると外国人の売りが膨らむことが考えられ、外国人の売買動向を見る上では米国株やドル円の推移に注目しておく必要がある。なお、ヘッジファンドの決算は11月であり、今週が山場となろう。

コメント (2)

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