29日 東京株式市場・大引け=続伸、月末ドレッシング的な買いで年初来高値を更新
日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:>
終値 9522.5(+71.11) 終値 9510 (+60)
寄り付き 9478.21 寄り付き 9510
安値/高値 9426.52─9522.5 安値/高値 9430─9520
出来高(万株) 260613 出来高(単位) 24007
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[東京 29日 ロイター] 東京株式市場で日経平均<.N225>は3日続伸。海外ファ
ンドからとみられる月末のドレッシング的な買いが引け際に入り高値引け。ザラ場、終
値ともに5月11日に付けた年初来高値を更新した。先物の厚い売りに上値を押さえられ
ていたが、米株高に加え、29日朝に発表された4月鉱工業生産指数速報が市場予想を上
回ったことで景気回復期待が強まり、終日底堅い展開が続いた。
東証1部騰落数は値上がり698銘柄に対して値下がり876銘柄、変わらずが
128銘柄だった。東証1部売買代金は1兆7008億円と最近では多い水準。
引け際の上昇は5月期末の海外ヘッジファンドがドレッシング的な買いを入れてきたの
ではないかとみられている。市場筋によると、午後2時半に海外ファンドからコア銘柄に
100億円程度の買いが入るとの観測があったという。
MSCIスタンダード・インデックスの定期見直しはきょうの引け値基準で指数に反映
されるが、市場筋によると全体の需給バランスでは約220億円の資金流出になると試算
されていた。このため市場では「ドレッシング的な買いが海外ファンドあたりから日経平
均先物に入った可能性がある。ファンダメンタルズに基づくものではなく一時的な買いに
すぎないだろう」(準大手証券)との指摘が出ていた。
インド株式市場のSENSEX指数<.BSESN>が同国の1─3月期の国内総生産が前年比
5.8%増と市場予想を上回ったことで上げ幅を拡大したことを好感した買いも入ったと
みられるが、「日経平均9500円の壁を上抜くような材料ではない」(同)との指摘も
あった。
後場中盤までは上値の重い展開が続いていた。けさ発表された4月鉱工業生産指数速報
は前月比5.2%上昇とロイターの事前予測調査の3.2%上昇を大幅に上回り、市場で
はポジティブ・サプライズとの声も出たが、日経平均は伸び悩みの展開。先物のまとまっ
た売りが上値を押さえていたという。市場では「ヘッジ目的とみられる日経平均先物への
売りが400億円程度、前日から出ていて、9500円付近を重くしている。上振れた鉱
工業生産で盛り上がったムードが一気に冷やされた」(大手証券トレーダー)との声が出
ていた。
ただ懸念要因も多く、上値を追うのに慎重な投資家も少なくない。来週早々にも決着す
るとみられている米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>問題は株価に織り込み済みとの
見方も多いが、「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)を行使して安心していた
ら、破たん後、債務の最終的な売り先から資金が入らないということにもなりかねず警戒
は必要だ」(外資系投信ファンドマネージャー)という。
前日の米債市場では国債利回り上昇が一服し、マーケット関係者を安堵させたが、警戒
感は引き続き強い。市場では「連邦準備理事会(FRB)が近く国債などの買い取りを拡
大する可能性があるとの憶測が相場を支えている。あまり健全な需給状況でないのは確か
だ」(準大手証券トレーダー)との声が出ていた。
個別銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>やソニー<6758.T>が小幅ながらもプラスに切り返
した。ホンダ<7267.T>やキヤノン<7751.T>は小安いまま。三井住友フィナンシャルグルー
プ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>、三菱UFJフィナンシャル・グル
ープ<8306.T>のメガバンク株は終日軟調な展開だった。一方、商船三井<9104.T>などの海
運株や国際石油開発帝石<1605.T>など資源株が原油価格など国際商品市況の上昇を好感し
て買われた。
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