17日 東京株式市場・大引け=反発、個人や海外勢の押し目買いも上昇は鈍い
日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNI:>
終値 9840.85 (+87.97) 終値 9830 (+60)
寄り付き 9705.73 寄り付き 9720
安値/高値 9705.73─9845.52 安値/高値 9710─9850
出来高(万株) 254361 出来高(単位) 77664
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[東京 17日 ロイター] 東京株式市場で日経平均<.N225>は反発した。朝方は米
株安や円高を嫌気した売りが先行したが、下値で個人投資家や長期資金とみられる海外勢
の買いにより切り返した。4─6月期以降の企業業績回復への期待が根強いほか、前日大
きく下げすぎたとの見方から押し目買いの動きが指摘される。ただ調整ムードが消えたわ
けではなく上値を追う勢いも乏しい。
東証1部騰落数は値上がり1248銘柄に対して値下がり349銘柄、変わらずが10
3銘柄だった。東証1部売買代金は1兆7135億円。
前日発表された5月の米住宅着工・許可件数は前月から大幅増加し、住宅セクターがあ
る程度安定化していることが示されたものの、同日発表された5月の米鉱工業生産は前月
比1.1%減と、市場予想以上の大幅な減少となった。米株式市場はこれを受け、景気回
復をめぐる懸念などから続落した。このほか、外為市場で朝方ドル/円が95円台まで円
高が進んだことから、東京株式市場で寄り付き前は売りが先行すると予想された。
しかし、日経平均は寄り付きからほどなくして売りが一巡すると、プラス圏に浮上し
た。大手証券トレーダーは「長期資金とみられる海外勢の買いが入り切り返した。リバラ
ンスしながらも持たざるリスクを感じて株式の保有比率を徐々に上げているようだ。出遅
れているセクターへの買いが入っている」との見方を示した。
後場に入っても底堅い値動きが続いた。日経平均は上げ幅を広げ、9800円前半まで
上昇。GLOBEX(シカゴの24時間金融先物取引システム)で米株先物(S&Pは
<0#SP:>)が堅調に推移しているほか、円高も一服しており、先物に小口の買いが入り強
含んだ。短期筋中心の動きが指摘された。
この動きについて大手証券トレーダーは、短期筋が中心の動きとしたうえで「国内機関
投資家などはまだ動いていない。買い出動はもう少し調整してからとみているようだ」と
の見方を示した。朝から比較的まとまった指し値買いが入っており、欧州系ファンドと観
測されたほか、国内年金の買いも入っているとの見方も出ていた。
明和証券シニア・マーケットアナリストの矢野正義氏は「テーマ銘柄への物色も根強く
全体的に需給がしっかりしている」と述べた。一方、米ゴールドマン・サックス<GS.N>
のCEOが16日、公的資金100億ドルを17日に返済する予定であることを伝えたと
報道も材料視されたようだ。ただ、調整が早くも終わったとの見方はまだ多くない。日経
平均は前日比286円安と大幅下落し安値引けとなった前日の反動で多少戻った程度との
指摘もある。
個別銘柄では、大和証券グループ本社<8601.T>による出資報道を材料視され、DAオフ
ィス投資法人<8976.T>が買われた。個人投資家の強い買い意欲を反映し、ジーエス・ユア
サ コーポレーション<6674.T>は連日の年初来高値更新。みずほフィナンシャルグループ
<8411.T>も、前日大きく下げたことで個人投資家による買い戻しが出たとみられている。
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